足首の捻挫はクセになる?再発を防ぐために必要なサポートとは

足首の捻挫、そのままにしていませんか?

スポーツ中やちょっとした段差で「グキッ」と足首をひねってしまう経験、一度はあるかもしれません。
その中でも特に多いのが「足関節捻挫」。実は外傷の中でも最も多いケガの一つで、特に女性に多くみられる傾向があります。

多くの場合、内側にひねる“内反捻挫”が起き、外側の靭帯にストレスがかかります。
軽く見られがちですが、放置してしまうと将来的な再発や他の部位への影響も…。

捻挫の裏側で、何が起きているのか?

足首をひねると、靭帯などの軟部組織が引き伸ばされたり、一部断裂してしまうことがあります。
こうした組織損傷により、腫れ・熱感・痛みなどの炎症が起こります。

さらに問題となるのが「二次的な障害」です。
・足首の可動域が狭くなる
・足を支える筋力が落ちる
・姿勢のコントロールが不安定になる

これらの変化は、捻挫の再発リスクを高めるだけでなく、膝や腰など他の部位への負担にもつながってしまいます。

安静だけでは不十分?回復に必要な
フェーズとは

一般的に、軽度(Ⅰ~Ⅱ度)の捻挫でも3~4週間、重度(Ⅲ度)になると6週間以上の経過が必要とされます。
ですが、“安静にしていれば自然に良くなる”という考えだけでは、再発やパフォーマンス低下のリスクが高まります。

回復までには、以下のような段階的なケアが求められます:

急性期(炎症が強い時期)

・患部の負担を減らす
・物理療法で腫れや熱感を落ち着かせる

亜急性期(動かせるようになってきた時期)

・足首の動き(可動域)を回復させる
・負担をかけずに筋肉を働かせる運動療法

回復期(日常動作ができる時期)

・バランスや協調性を高めるトレーニング
・荷重をかけて正しい動きを取り戻す

トレーニング期(再発予防・競技復帰)

・スポーツでよく使う動作に合わせた再発予防トレーニング

ARATA鍼灸整骨院でのアプローチとは?

ARATA鍼灸整骨院では、足首の捻挫後に見られる炎症だけでなく、その後に起こる筋力低下・動きのクセ・姿勢制御の乱れなど、再発につながる要素にも着目します。

  • 急性期には物理療法・鍼灸を用いて、組織の早期回復を促します
  • フェーズごとに必要なリハビリやトレーニングを段階的に実施
  • その方のスポーツ種目や生活習慣に応じたオーダーメイドのサポートを行います

また、エコーによる評価や整形外科との連携も可能ですので、状態の把握にも安心いただけます。

足首の捻挫は軽く見られがちですが、その裏には再発を繰り返すリスクや他の不調を引き起こす可能性が潜んでいます。
「いつまでも不安が残る」「以前より踏ん張りがきかない」そんな方は、早めの対応がおすすめです。

ARATA鍼灸整骨院では、一人ひとりの足首の状態に合わせて段階的なケアを行い、再発予防と日常・スポーツ動作への復帰をサポートしています。

足首の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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スポーツ中の肉離れに注意!子どものハムストリングスのケガと対処のポイント

スポーツ中の肉離れに注意!子どものハムストリングスのケガと対処のポイント



肉離れ」はスポーツをしている子どもに多いケガのひとつ
陸上競技やサッカー、野球などダッシュやストップ動作が多い競技では、太ももの裏側=ハムストリングスに負担がかかりやすく、肉離れが起こるケースが少なくありません。
特に子どもたちは筋力や柔軟性のバランスが未熟なため、無理をすると再発しやすい傾向もあります。
今回は、ハムストリングスの肉離れの特徴や親御さんが知っておくべきポイントをお伝えします。

ハムストリングス肉離れとは?

ハムストリングスとは、太ももの裏にある「大腿二頭筋」「半腱様筋」「半膜様筋」という3つの筋肉の総称です。
この筋肉は、膝を曲げたり股関節を伸ばしたりする際に働き、特にダッシュやジャンプ、急な方向転換などスポーツ動作に大きく関係しています。
これらの筋肉に強い負荷がかかることで、筋繊維やその周囲が部分的に損傷することを「肉離れ」と呼びます。

肉離れが起こりやすい場面と身体の動き

走っているとき、地面に足をつく直前や着地の瞬間に筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する「遠心性収縮」という状態になります。
このときに負荷がかかりすぎると、筋肉やその付着部が損傷しやすくなります。

特に損傷が起こりやすいのは以下のようなケースです:

  • 股関節を曲げつつ、内旋(内向き)になると大腿二頭筋の付け根付近に負担
  • 外旋(外向き)になると半膜様筋にダメージを受けやすい

また、筋腱の移行部は筋線維よりもダメージを受けやすいため、復帰時にはこの部分の再発防止がカギとなります。

スポーツによる肉離れの特徴

スポーツ全体の筋肉損傷のうち、37~40%がハムストリングス

・発生率が高い競技は:陸上(約28%)、サッカー、野球など

・再発率が高く、特に初回受傷後2週間が要注意

・男性に多く見られる傾向

肉離れの主なサイン

肉離れの疑いがあるときは以下のサインに注意しましょう:

筋力の低下(特に膝を曲げる力が弱くなる)

・太もも裏の圧痛や運動時の痛み

・ストレッチでの痛み
筋力の低下(特に膝を曲げる力が弱くなる)

回復までの期間の目安

ハムストリングスの肉離れは、その程度によって回復までの期間が異なります。

肉離れの程度回復の目安(目安)
軽度(タイプⅠ)1~2週間程度
中等度(タイプⅡ)3~6週間程度
重度(タイプⅢ)4~12週間、場合によっては6か月以上

※スポーツ復帰のタイミングは、痛みの消失だけでなく筋力や柔軟性の回復、動作チェックなど総合的に判断されることが大切です。

再発を防ぐために大切なこと

・痛みが引いたからといってすぐに運動を再開しない

・ハムストリングスと対になる前側の筋肉(大腿四頭筋)とのバランス=H/Q比の確認

・股関節まわりの回旋(内旋・外旋)コントロールの強化

・体幹や股関節を安定させるトレーニングを継続する

ARATA鍼灸整骨院では

スポーツによる肉離れをはじめ、競技中の身体のトラブルや再発予防のサポートを行っています。
当院では、エコー(超音波画像)を活用した評価も行っており、筋肉の損傷状況や回復の目安を視覚的に確認できます。
また、必要に応じて整形外科と連携して対応する体制も整えており、より安心してご相談いただける環境を整えています。

福岡市西区今宿周辺でスポーツに励むお子さまのケアや、保護者の方のお悩みに寄り添いながら、一人ひとりに合わせたサポートをご提案いたします。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

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~腰痛は「誰にでも起こりうる」身近な悩み~

~腰痛は「誰にでも起こりうる」
な悩み~

腰痛とは


日本国内では約2800万人が腰痛を抱えていると言われており、なんと人口の84%が一生のうちに一度は腰痛を経験するとされています。
都市部よりも山村部の方が腰痛の訴えが少ないというデータもあり、日々の生活習慣や姿勢が大きく関わっていることがわかります。

腰痛の危険因子には、年齢・肥満・喫煙・女性であることなどが挙げられ、さまざまな要因が複雑に絡み合って発生しています。

すべての腰痛が整骨院で対応できるわけではない

ひとことで「腰痛」と言っても、原因は実にさまざまです。
中には整骨院の対応範囲外となる腰痛(感染性や内臓からくるもの、重大な疾患など)も存在します。

一方で、整骨院で対応可能な腰痛もあり、代表的なものは以下の4つです:

整骨院で対応できる腰痛の分類:

  • 椎間板性腰痛(約13%)
  • 椎間関節性腰痛(約22%)
  • 仙腸関節性腰痛(約6~10%)
  • 筋筋膜性腰痛(約18%)

これらは、動作や姿勢によって痛みが出る特徴があるため、丁寧な評価が非常に重要です。

腰痛のタイプを見極める理由

腰痛がどのタイプかを見極めることで、適切なアプローチが可能になります。
例えば、胸の背骨(胸椎)の可動性が低下すると、本来安定しておくべき腰が過剰に動いてしまい、負担がかかって痛みに繋がるケースもあります。

このように、可動性と安定性のバランスの崩れは腰痛の原因になりやすく、ただ腰だけを見るのではなく、全身の評価が必要不可欠です。

【ARATA鍼灸整骨院のアプローチ】~動かせる身体をつくる~

ARATA鍼灸整骨院では、腰痛の根本的な原因を探るために、まずは姿勢・動作評価をしっかり行います。

その上で、以下のようなアプローチを組み合わせ、改善を目指します:

  • ピラティスを取り入れた体の使い方の再教育
  • 徒手や鍼灸による筋・関節のサポート
  • ご自宅でも続けられるセルフケア動画の提供

腰のケアに限らず、「動ける体づくり」をサポートすることが、痛みの予防にもつながっていきます。

~腰痛と向き合う第一歩を~

腰痛の原因は一つではありません。
今回ご紹介した4つのタイプは、あくまで代表例にすぎず、個々の体の状態に合わせた分析が重要です。

腰の不調が気になる方、何度も繰り返す痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ARATA鍼灸整骨院までご相談ください。
専門的な評価と丁寧なサポートで、あなたの体に合った方法をご提案いたします😊

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いい姿勢とは

いい姿勢とは?猫背改善に大切なこと

いい姿勢とは?

「いい姿勢」とは、教科書に載っているような、解剖学的に正しい身体の位置関係を指します。ですが、日常生活では完璧な姿勢を保つことよりも、「負担が少なく、スムーズに動ける状態」であることが重要です。

長時間同じ姿勢を続けると、どんなに正しい姿勢でも身体には負担がかかり、腰痛や肩こりの原因になることがあります。特に現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用によって動きが減り、関節の可動域が狭くなることで不調につながりやすい傾向があります。

姿勢改善に大切なこと

【姿勢改善に大切なこと】

姿勢を改善するには「ただ意識して背筋を伸ばす」だけでは不十分です。以下のポイントが大切になります:

  • 多種多様な動きを習慣にすること
  • 無意識のうちに正しい姿勢を保てる状態を学習すること
  • マッサージではなく、能動的に身体を動かすこと
  • 感覚器(目、三半規管、皮膚、筋肉など)への正しい刺激を取り入れること

特にスマートフォンの長時間使用や座りっぱなしの生活習慣は、感覚の鈍化や身体のアンバランスを引き起こします。それを整えるためには、日常動作の中で身体の正しい使い方を学び直す必要があります。

不良姿勢の種類と特徴


不良姿勢にはいくつかのパターンがあり、それぞれに特徴があります。

カイホロードシス(過前弯)

→ 腰が反りすぎている状態。腰痛の原因になりやすい。

ストレートネック

→ 首のカーブが消え、頭が前に出る姿勢。肩こり・首の重だるさを引き起こしやすい。

スウェイバック

→ 骨盤が前に出て背中が丸まった姿勢。腹筋や臀部の筋力低下が関係。

これらの姿勢では、筋肉のバランスが崩れやすくなっており、身体が本来の動きを発揮できない状態です。姿勢改善には、筋バランスの調整とともに、感覚器を活用した正しい身体操作の再学習が欠かせません。

ARATA鍼灸整骨院での姿勢改善
アプローチ

当院では、姿勢改善を以下のような流れでサポートしています:

  • 動きが出にくい部位に対する徒手での介入
     → 筋肉や関節の可動性を引き出します
  • 過緊張している筋肉の抑制
     → 力みすぎている部分をリセット
  • ピラティスベースのエクササイズでの動作学習
     → 無意識下で良い姿勢を保つ力を育てます
  • 感覚統合トレーニング(立位でのバランスや動作)
     → 感覚器からの正しい情報をインプットし、自然な動きを引き出します

これにより、「姿勢が悪い=意識して直す」から、「姿勢が整っている=無意識でも崩れない」状態へ導きます。

腰痛・肩こりが気になる方へ

姿勢の崩れは、腰痛や肩こりといった不調を引き起こす大きな要因です。ですが、「いい姿勢にしよう!」と意識するだけでは根本的な改善にはつながりません。大切なのは、身体全体が自然と整う力を身につけること

ARATA鍼灸整骨院では、お一人おひとりの身体の状態や生活習慣に合わせて、姿勢改善のための個別サポートを行っています。

無理なく姿勢を整えたい方は、ARATA鍼灸整骨院へぜひご相談ください!

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鵞足炎

鵞足炎とは?

〜スポーツをする人の膝の痛み〜

鵞足炎とは


鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側に痛みを引き起こす症状の一つです。特にスポーツをする方に多く見られ、膝に繰り返し負担がかかることで発生しやすくなります。

鵞足炎の病態

鵞足とは、膝の脛骨(すねの骨)近位内側にある「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」が合流する部分を指します。この部分の深層には**内側側副靱帯(MCL)**が位置し、間には滑液包が存在しています。

鵞足炎は主に以下の2種類に分類されます。

  • 腱付着部炎:筋肉が骨に付着する部分の炎症
  • 鵞足滑液包炎:膝の内側にある滑液包が炎症を起こす状態

繰り返しの外力や負荷の蓄積によって炎症が発生し、痛みを引き起こします。

鵞足炎の特徴

性差による違い

男性:筋力が強いため、運動時の衝撃が大きく、急激な負荷によって発症することが多いです。

女性:男性に比べて骨盤が広いため、膝が内側に入りやすく、鵞足炎のリスクが高くなる傾向があります。

好発スポーツ

鵞足炎は、膝に繰り返しストレスがかかるスポーツでよく見られます。

  • ランニング・マラソン:着地の衝撃や膝の曲げ伸ばしが多い
  • サッカー:キック動作や急な方向転換
  • バスケットボール:ジャンプやストップ動作が多い
  • バレーボール:膝を曲げる動作が多く、衝撃が繰り返し加わる
  • 剣道:中腰姿勢が長く続くことで膝の内側に負担がかかる

鵞足炎の主な症状

  • ランニング時の膝の痛み
  • 階段の昇り降りで痛む
  • 立ち上がるときの痛み(屈伸時の痛み)
  • あぐらをかいたときに膝の内側が痛む
  • 膝の内側の圧痛(30%の人は自覚症状なし)

鵞足炎の判断基準

  • 膝の内側を押したときに痛みがある(圧痛)
  • 鵞足を構成する筋肉を収縮させたときに痛みがある

鵞足炎と似た疾患

【脛骨疲労骨折】

  • 鵞足を構成する筋肉を収縮させたときに痛みがある
  • 膝の内側を押したときに痛みがある(圧痛)

鵞足炎改善のポイント

①膝の炎症を改善させる

  • 筋肉の柔軟性を高める(鵞足を構成する筋肉のストレッチ)
  • 可能であれば安静にする

動作の改善(膝に負担のかからないフォーム習得)

  • ヒンジ動作の習得(股関節主体の動き)
  • 股関節の内旋・外旋のバランス調整
  • 足部の回内(足の使い方)を改善する

鵞足炎による膝の痛みでお困りの方へ

鵞足炎は、スポーツや日常生活の動作の積み重ねによって発症します。膝に違和感や痛みを感じたら、早めのケアが重要です。

ARATA鍼灸整骨院では、膝の痛みに対して、動作のチェックや適切なエクササイズのアドバイスを行っています。

「最近、膝の内側が痛い…」「ランニング中に違和感がある…」そんな方は、お気軽にご相談ください!

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