反り腰になると何が悪い?

反り腰になると何が悪いのか?

こんにちは。今日は「反り腰になると何が悪いのか」についてお話しします。

患者様を見ていると、反り腰の方は本当に多いです。
また「反り腰を改善したいけど方法が分からない」という方も少なくありません。


反り腰による不調

反り腰が続くと、次のような不調が起こりやすくなります。

  • 呼吸が浅くなる
  • 腰の筋肉が緊張して腰痛につながる
  • 首に負担がかかりストレートネックになる
  • 股関節や膝の痛みが出やすい

特に、上の3つはほとんどの反り腰の方で起こっています。
見た目の姿勢だけでなく、不調につながるため改善するメリットはとても大きいです。


反り腰改善の3ステップ

反り腰を改善するには、次の3つのステップが大切になります。

① お腹を使って背骨を丸められるようにする
(多くの反り腰の方は、この動きが苦手です)

② 胸の背骨(胸椎)を反らせるようにする
(腰ばかり反らず、胸椎をしっかり使えることが大切です)

③ 立位で背骨をコントロールできるようにする
(日常生活の動きの中で姿勢を安定させることにつながります)

特に①の「お腹を使って背骨を丸めること」が大きなカギです。
反り腰の方は、立ったときに重力に拮抗できず腰を反ってしまうケースが多いため、背骨を丸める動きをエクササイズで身につけることが重要になります。


まとめ

反り腰は、呼吸・腰痛・ストレートネック・股関節や膝の不調などにつながります。
改善には時間がかかることもありますが、エクササイズを継続し、日常生活で意識することで少しずつ姿勢が安定していきます。

👉 姿勢改善については下記の記事でも詳しくお話ししていますので、ぜひ参考にしてください。

お問い合わせはこちら!!

五十肩(凍結肩)とは?肩の痛みと動かしづらさの正体


突然やってくる肩の痛み…これって五十肩?

ある日突然、腕を後ろに回そうとしたら「痛っ!」と肩に鋭い痛みが走った経験はありませんか?
「年齢のせいかな…」「自然に良くなるかも」と思って放っておく方も多いのが五十肩(凍結肩)です。ですが、近年の研究では自然に改善されるとは限らず、半数近くの方に肩の痛みや可動域の制限が残るといわれています。

五十肩(凍結肩)のメカニズムと進行

五十肩は、医学的には**「明らかな外傷なく肩の可動域制限と痛みを呈する疾患」**として定義され、
現在では「凍結肩(フローズンショルダー)」という名称で統一されています。

この症状は進行によって3つの時期に分けられます。

急性期(炎症期)

・肩関節に強い炎症が起こる
夜間痛が特徴で、眠れないほどの痛みを伴うことも

拘縮期

・炎症は落ち着くものの、肩の動きがどんどん制限されていく
・「背中に手が回らない」「腕を上げづらい」など日常生活に支障が出る

寛解期

・症状が徐々に落ち着いてくるが、可動域の制限が残ることも

原因は、肩関節周囲の靭帯や関節包に炎症が起きることで、関節の動きが凍りついたように制限される状態です。特に就寝時の肩の痛みは、生活の質に大きく影響します。

自然に回復すると思って放っておくと…

「自然に良くなるからそのままで大丈夫」
昔はそう言われることもありましたが、近年では約半数の方に痛みや可動域の制限が残ると報告されています。
つまり、放置している間に肩の動きがどんどん悪くなってしまう可能性があるということです。

こんな症状があれば要注意

・突然、肩が上がらなくなった
・腕を後ろに回すと激痛がある
・夜中に肩が痛くて目が覚める
・肩が硬く、動きがスムーズでない

ARATA鍼灸整骨院でできること

ARATA鍼灸整骨院では、五十肩の進行ステージに応じたサポートを行っています。

  • 🔹 急性期(炎症が強い時期)
    炎症が強い場合は、無理に動かすよりも安静や適切な医療機関での判断が重要です。
  • 🔹 拘縮期(可動域制限が目立つ時期)
    関節の動きを徐々に引き出す施術を行い、肩の動きを確保することを目指します。
  • 🔹 寛解期(回復期)
    運動療法やエクササイズを取り入れ、可動域の回復や痛みの軽減をサポートします。

五十肩は一見、自然に落ち着くように感じられるかもしれませんが、放置することで長期化や再発のリスクも高まります。

肩の痛みや違和感、放っておかずにご相談を

「最近、肩が上がらない」「服の着脱がつらい」「夜になると肩がズキズキ痛む」など、思い当たることがあれば、早めの対応がカギです。
一人ひとりの状態に合わせた対応を心がけておりますので、お気軽に**ARATA鍼灸整骨院(福岡市西区)**までご相談ください。

お問い合わせはこちら!!

子供の膝の痛み「オスグッド病」とは?

子供の膝の痛み、それ「成長痛」だけではないかも?

お子さんが「膝が痛い…」と訴えたとき、成長期だからと見過ごしていませんか?
特にサッカーやバスケットボールなど、膝をよく使うスポーツをしている子どもに多いのが「オスグッド・シュラッター病(通称:オスグッド病)」です。

この痛み、ただの「成長痛」とは少し違い、膝への負担や身体の使い方によって悪化することも。放っておくと、将来的な腰痛や他の不調につながる可能性もあるため、注意が必要です。

オスグッド病の特徴と起こりやすい年齢層

オスグッド病は、10歳~15歳の男児に多く(女児の約14倍)、ピークは男児で14歳、女児で10歳ごろ。女の子の方が早く骨が成熟するため、症状が出る時期も少し早まります。

特にサッカーなどジャンプやダッシュを繰り返すスポーツをしている子に多く発症します。

なぜ痛くなるのか?~3つの視点から解説~

オスグッド病は主に**「機械的」「機能的」「形態的」**な要因から起こります。

【機械的な要因】

  • 膝蓋腱(膝の前の腱)が脛骨(すねの骨)を強く引っ張る
    → 繰り返されることで痛みが出やすくなります。

【機能的な要因】

  • ハムストリングス(もも裏)と大腿四頭筋(もも前)の筋バランスが崩れている
  • 急激な筋肉の発達
  • 骨の成長に筋肉が追いつかず、柔軟性が低下してしまう

【形態的な要因】

脚が外側にねじれている(下腿外旋)

足首の硬さ

土踏まずが高すぎる(ハイアーチ)

見極めとケアのポイント

どんな時に見極める?

  • ジャンプやしゃがむ動作で膝の前が痛い
  • 片足スクワットで痛みが強く出る
  • 大腿四頭筋をストレッチした時の痛み

このような場合、無理をして運動を続けるのはリスクがあります。
片足スクワットで痛みが強い場合は、一時的にスポーツを中止することが推奨されます。

対処として大切なこと

  • 大腿四頭筋の柔軟性改善
  • ハムストリングスなど、筋肉の機能バランス調整
  • 足首の可動域の改善
  • 足部のアーチサポート
  • 骨盤を中心とした全身の姿勢バランスの調整

原因は一人ひとり異なり、複数の要因が絡んでいるケースがほとんどです。
そのため、しっかり評価した上で適切なケアが必要となります。

ARATA鍼灸整骨院では

ARATA鍼灸整骨院では、スポーツに励むお子さんやその親御さんが安心して相談できるよう、細かな評価とオーダーメイドのアプローチを行っています。

膝の痛みだけでなく、腰痛や姿勢のくずれなど全身の状態を見ながらサポートしています。
「子どもが痛みを訴えているけど、どこに相談すれば良いかわからない…」そんな時は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら!!

足首の捻挫はクセになる?再発を防ぐために必要なサポートとは

足首の捻挫、そのままにしていませんか?

スポーツ中やちょっとした段差で「グキッ」と足首をひねってしまう経験、一度はあるかもしれません。
その中でも特に多いのが「足関節捻挫」。実は外傷の中でも最も多いケガの一つで、特に女性に多くみられる傾向があります。

多くの場合、内側にひねる“内反捻挫”が起き、外側の靭帯にストレスがかかります。
軽く見られがちですが、放置してしまうと将来的な再発や他の部位への影響も…。

捻挫の裏側で、何が起きているのか?

足首をひねると、靭帯などの軟部組織が引き伸ばされたり、一部断裂してしまうことがあります。
こうした組織損傷により、腫れ・熱感・痛みなどの炎症が起こります。

さらに問題となるのが「二次的な障害」です。
・足首の可動域が狭くなる
・足を支える筋力が落ちる
・姿勢のコントロールが不安定になる

これらの変化は、捻挫の再発リスクを高めるだけでなく、膝や腰など他の部位への負担にもつながってしまいます。

安静だけでは不十分?回復に必要な
フェーズとは

一般的に、軽度(Ⅰ~Ⅱ度)の捻挫でも3~4週間、重度(Ⅲ度)になると6週間以上の経過が必要とされます。
ですが、“安静にしていれば自然に良くなる”という考えだけでは、再発やパフォーマンス低下のリスクが高まります。

回復までには、以下のような段階的なケアが求められます:

急性期(炎症が強い時期)

・患部の負担を減らす
・物理療法で腫れや熱感を落ち着かせる

亜急性期(動かせるようになってきた時期)

・足首の動き(可動域)を回復させる
・負担をかけずに筋肉を働かせる運動療法

回復期(日常動作ができる時期)

・バランスや協調性を高めるトレーニング
・荷重をかけて正しい動きを取り戻す

トレーニング期(再発予防・競技復帰)

・スポーツでよく使う動作に合わせた再発予防トレーニング

ARATA鍼灸整骨院でのアプローチとは?

ARATA鍼灸整骨院では、足首の捻挫後に見られる炎症だけでなく、その後に起こる筋力低下・動きのクセ・姿勢制御の乱れなど、再発につながる要素にも着目します。

  • 急性期には物理療法・鍼灸を用いて、組織の早期回復を促します
  • フェーズごとに必要なリハビリやトレーニングを段階的に実施
  • その方のスポーツ種目や生活習慣に応じたオーダーメイドのサポートを行います

また、エコーによる評価や整形外科との連携も可能ですので、状態の把握にも安心いただけます。

足首の捻挫は軽く見られがちですが、その裏には再発を繰り返すリスクや他の不調を引き起こす可能性が潜んでいます。
「いつまでも不安が残る」「以前より踏ん張りがきかない」そんな方は、早めの対応がおすすめです。

ARATA鍼灸整骨院では、一人ひとりの足首の状態に合わせて段階的なケアを行い、再発予防と日常・スポーツ動作への復帰をサポートしています。

足首の不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

お問い合わせはこちら!!

スポーツ中の肉離れに注意!子どものハムストリングスのケガと対処のポイント

スポーツ中の肉離れに注意!子どものハムストリングスのケガと対処のポイント



肉離れ」はスポーツをしている子どもに多いケガのひとつ
陸上競技やサッカー、野球などダッシュやストップ動作が多い競技では、太ももの裏側=ハムストリングスに負担がかかりやすく、肉離れが起こるケースが少なくありません。
特に子どもたちは筋力や柔軟性のバランスが未熟なため、無理をすると再発しやすい傾向もあります。
今回は、ハムストリングスの肉離れの特徴や親御さんが知っておくべきポイントをお伝えします。

ハムストリングス肉離れとは?

ハムストリングスとは、太ももの裏にある「大腿二頭筋」「半腱様筋」「半膜様筋」という3つの筋肉の総称です。
この筋肉は、膝を曲げたり股関節を伸ばしたりする際に働き、特にダッシュやジャンプ、急な方向転換などスポーツ動作に大きく関係しています。
これらの筋肉に強い負荷がかかることで、筋繊維やその周囲が部分的に損傷することを「肉離れ」と呼びます。

肉離れが起こりやすい場面と身体の動き

走っているとき、地面に足をつく直前や着地の瞬間に筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する「遠心性収縮」という状態になります。
このときに負荷がかかりすぎると、筋肉やその付着部が損傷しやすくなります。

特に損傷が起こりやすいのは以下のようなケースです:

  • 股関節を曲げつつ、内旋(内向き)になると大腿二頭筋の付け根付近に負担
  • 外旋(外向き)になると半膜様筋にダメージを受けやすい

また、筋腱の移行部は筋線維よりもダメージを受けやすいため、復帰時にはこの部分の再発防止がカギとなります。

スポーツによる肉離れの特徴

スポーツ全体の筋肉損傷のうち、37~40%がハムストリングス

・発生率が高い競技は:陸上(約28%)、サッカー、野球など

・再発率が高く、特に初回受傷後2週間が要注意

・男性に多く見られる傾向

肉離れの主なサイン

肉離れの疑いがあるときは以下のサインに注意しましょう:

筋力の低下(特に膝を曲げる力が弱くなる)

・太もも裏の圧痛や運動時の痛み

・ストレッチでの痛み
筋力の低下(特に膝を曲げる力が弱くなる)

回復までの期間の目安

ハムストリングスの肉離れは、その程度によって回復までの期間が異なります。

肉離れの程度回復の目安(目安)
軽度(タイプⅠ)1~2週間程度
中等度(タイプⅡ)3~6週間程度
重度(タイプⅢ)4~12週間、場合によっては6か月以上

※スポーツ復帰のタイミングは、痛みの消失だけでなく筋力や柔軟性の回復、動作チェックなど総合的に判断されることが大切です。

再発を防ぐために大切なこと

・痛みが引いたからといってすぐに運動を再開しない

・ハムストリングスと対になる前側の筋肉(大腿四頭筋)とのバランス=H/Q比の確認

・股関節まわりの回旋(内旋・外旋)コントロールの強化

・体幹や股関節を安定させるトレーニングを継続する

ARATA鍼灸整骨院では

スポーツによる肉離れをはじめ、競技中の身体のトラブルや再発予防のサポートを行っています。
当院では、エコー(超音波画像)を活用した評価も行っており、筋肉の損傷状況や回復の目安を視覚的に確認できます。
また、必要に応じて整形外科と連携して対応する体制も整えており、より安心してご相談いただける環境を整えています。

福岡市西区今宿周辺でスポーツに励むお子さまのケアや、保護者の方のお悩みに寄り添いながら、一人ひとりに合わせたサポートをご提案いたします。
気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら!!

~腰痛は「誰にでも起こりうる」身近な悩み~

~腰痛は「誰にでも起こりうる」
な悩み~

腰痛とは


日本国内では約2800万人が腰痛を抱えていると言われており、なんと人口の84%が一生のうちに一度は腰痛を経験するとされています。
都市部よりも山村部の方が腰痛の訴えが少ないというデータもあり、日々の生活習慣や姿勢が大きく関わっていることがわかります。

腰痛の危険因子には、年齢・肥満・喫煙・女性であることなどが挙げられ、さまざまな要因が複雑に絡み合って発生しています。

すべての腰痛が整骨院で対応できるわけではない

ひとことで「腰痛」と言っても、原因は実にさまざまです。
中には整骨院の対応範囲外となる腰痛(感染性や内臓からくるもの、重大な疾患など)も存在します。

一方で、整骨院で対応可能な腰痛もあり、代表的なものは以下の4つです:

整骨院で対応できる腰痛の分類:

  • 椎間板性腰痛(約13%)
  • 椎間関節性腰痛(約22%)
  • 仙腸関節性腰痛(約6~10%)
  • 筋筋膜性腰痛(約18%)

これらは、動作や姿勢によって痛みが出る特徴があるため、丁寧な評価が非常に重要です。

腰痛のタイプを見極める理由

腰痛がどのタイプかを見極めることで、適切なアプローチが可能になります。
例えば、胸の背骨(胸椎)の可動性が低下すると、本来安定しておくべき腰が過剰に動いてしまい、負担がかかって痛みに繋がるケースもあります。

このように、可動性と安定性のバランスの崩れは腰痛の原因になりやすく、ただ腰だけを見るのではなく、全身の評価が必要不可欠です。

【ARATA鍼灸整骨院のアプローチ】~動かせる身体をつくる~

ARATA鍼灸整骨院では、腰痛の根本的な原因を探るために、まずは姿勢・動作評価をしっかり行います。

その上で、以下のようなアプローチを組み合わせ、改善を目指します:

  • ピラティスを取り入れた体の使い方の再教育
  • 徒手や鍼灸による筋・関節のサポート
  • ご自宅でも続けられるセルフケア動画の提供

腰のケアに限らず、「動ける体づくり」をサポートすることが、痛みの予防にもつながっていきます。

~腰痛と向き合う第一歩を~

腰痛の原因は一つではありません。
今回ご紹介した4つのタイプは、あくまで代表例にすぎず、個々の体の状態に合わせた分析が重要です。

腰の不調が気になる方、何度も繰り返す痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ARATA鍼灸整骨院までご相談ください。
専門的な評価と丁寧なサポートで、あなたの体に合った方法をご提案いたします😊

お問い合わせはこちら!!

いい姿勢とは

いい姿勢とは?猫背改善に大切なこと

いい姿勢とは?

「いい姿勢」とは、教科書に載っているような、解剖学的に正しい身体の位置関係を指します。ですが、日常生活では完璧な姿勢を保つことよりも、「負担が少なく、スムーズに動ける状態」であることが重要です。

長時間同じ姿勢を続けると、どんなに正しい姿勢でも身体には負担がかかり、腰痛や肩こりの原因になることがあります。特に現代社会では、スマートフォンやパソコンの使用によって動きが減り、関節の可動域が狭くなることで不調につながりやすい傾向があります。

姿勢改善に大切なこと

【姿勢改善に大切なこと】

姿勢を改善するには「ただ意識して背筋を伸ばす」だけでは不十分です。以下のポイントが大切になります:

  • 多種多様な動きを習慣にすること
  • 無意識のうちに正しい姿勢を保てる状態を学習すること
  • マッサージではなく、能動的に身体を動かすこと
  • 感覚器(目、三半規管、皮膚、筋肉など)への正しい刺激を取り入れること

特にスマートフォンの長時間使用や座りっぱなしの生活習慣は、感覚の鈍化や身体のアンバランスを引き起こします。それを整えるためには、日常動作の中で身体の正しい使い方を学び直す必要があります。

不良姿勢の種類と特徴


不良姿勢にはいくつかのパターンがあり、それぞれに特徴があります。

カイホロードシス(過前弯)

→ 腰が反りすぎている状態。腰痛の原因になりやすい。

ストレートネック

→ 首のカーブが消え、頭が前に出る姿勢。肩こり・首の重だるさを引き起こしやすい。

スウェイバック

→ 骨盤が前に出て背中が丸まった姿勢。腹筋や臀部の筋力低下が関係。

これらの姿勢では、筋肉のバランスが崩れやすくなっており、身体が本来の動きを発揮できない状態です。姿勢改善には、筋バランスの調整とともに、感覚器を活用した正しい身体操作の再学習が欠かせません。

ARATA鍼灸整骨院での姿勢改善
アプローチ

当院では、姿勢改善を以下のような流れでサポートしています:

  • 動きが出にくい部位に対する徒手での介入
     → 筋肉や関節の可動性を引き出します
  • 過緊張している筋肉の抑制
     → 力みすぎている部分をリセット
  • ピラティスベースのエクササイズでの動作学習
     → 無意識下で良い姿勢を保つ力を育てます
  • 感覚統合トレーニング(立位でのバランスや動作)
     → 感覚器からの正しい情報をインプットし、自然な動きを引き出します

これにより、「姿勢が悪い=意識して直す」から、「姿勢が整っている=無意識でも崩れない」状態へ導きます。

腰痛・肩こりが気になる方へ

姿勢の崩れは、腰痛や肩こりといった不調を引き起こす大きな要因です。ですが、「いい姿勢にしよう!」と意識するだけでは根本的な改善にはつながりません。大切なのは、身体全体が自然と整う力を身につけること

ARATA鍼灸整骨院では、お一人おひとりの身体の状態や生活習慣に合わせて、姿勢改善のための個別サポートを行っています。

無理なく姿勢を整えたい方は、ARATA鍼灸整骨院へぜひご相談ください!

お問い合わせはこちら!!

鵞足炎

鵞足炎とは?

〜スポーツをする人の膝の痛み〜

鵞足炎とは


鵞足炎(がそくえん)は、膝の内側に痛みを引き起こす症状の一つです。特にスポーツをする方に多く見られ、膝に繰り返し負担がかかることで発生しやすくなります。

鵞足炎の病態

鵞足とは、膝の脛骨(すねの骨)近位内側にある「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」が合流する部分を指します。この部分の深層には**内側側副靱帯(MCL)**が位置し、間には滑液包が存在しています。

鵞足炎は主に以下の2種類に分類されます。

  • 腱付着部炎:筋肉が骨に付着する部分の炎症
  • 鵞足滑液包炎:膝の内側にある滑液包が炎症を起こす状態

繰り返しの外力や負荷の蓄積によって炎症が発生し、痛みを引き起こします。

鵞足炎の特徴

性差による違い

男性:筋力が強いため、運動時の衝撃が大きく、急激な負荷によって発症することが多いです。

女性:男性に比べて骨盤が広いため、膝が内側に入りやすく、鵞足炎のリスクが高くなる傾向があります。

好発スポーツ

鵞足炎は、膝に繰り返しストレスがかかるスポーツでよく見られます。

  • ランニング・マラソン:着地の衝撃や膝の曲げ伸ばしが多い
  • サッカー:キック動作や急な方向転換
  • バスケットボール:ジャンプやストップ動作が多い
  • バレーボール:膝を曲げる動作が多く、衝撃が繰り返し加わる
  • 剣道:中腰姿勢が長く続くことで膝の内側に負担がかかる

鵞足炎の主な症状

  • ランニング時の膝の痛み
  • 階段の昇り降りで痛む
  • 立ち上がるときの痛み(屈伸時の痛み)
  • あぐらをかいたときに膝の内側が痛む
  • 膝の内側の圧痛(30%の人は自覚症状なし)

鵞足炎の判断基準

  • 膝の内側を押したときに痛みがある(圧痛)
  • 鵞足を構成する筋肉を収縮させたときに痛みがある

鵞足炎と似た疾患

【脛骨疲労骨折】

  • 鵞足を構成する筋肉を収縮させたときに痛みがある
  • 膝の内側を押したときに痛みがある(圧痛)

鵞足炎改善のポイント

①膝の炎症を改善させる

  • 筋肉の柔軟性を高める(鵞足を構成する筋肉のストレッチ)
  • 可能であれば安静にする

動作の改善(膝に負担のかからないフォーム習得)

  • ヒンジ動作の習得(股関節主体の動き)
  • 股関節の内旋・外旋のバランス調整
  • 足部の回内(足の使い方)を改善する

鵞足炎による膝の痛みでお困りの方へ

鵞足炎は、スポーツや日常生活の動作の積み重ねによって発症します。膝に違和感や痛みを感じたら、早めのケアが重要です。

ARATA鍼灸整骨院では、膝の痛みに対して、動作のチェックや適切なエクササイズのアドバイスを行っています。

「最近、膝の内側が痛い…」「ランニング中に違和感がある…」そんな方は、お気軽にご相談ください!

お問い合わせはこちら!!